2006-01-01から1ヶ月間の記事一覧

牧野洋『最強の投資家バフェット』

最強の投資家バフェット (日経ビジネス人文庫)作者: 牧野洋出版社/メーカー: 日本経済新聞社発売日: 2005/04/29メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 32回この商品を含むブログ (35件) を見る バフェットとバフェットの投資先のことについてざっくりと書いてあ…

マーク・トウェイン『人間とは何か』

人間とは何か (岩波文庫)作者: マークトウェイン,Mark Twain,中野好夫出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1973/06/18メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 37回この商品を含むブログ (39件) を見る 面白かった。 表紙には『「人間が全く環境に支配されながら自…

ジョン・アーヴィング『熊を放つ』

熊を放つ〈上〉 (中公文庫)作者: ジョンアーヴィング,John Irving,村上春樹出版社/メーカー: 中央公論社発売日: 1996/02/01メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 40回この商品を含むブログ (40件) を見る熊を放つ〈下〉 (中公文庫)作者: ジョンアーヴィング,Jo…

小林信彦「うらなり」(『文學界』2006年2月号)

『坊っちゃん』に出てくる、うらなりが語る主体となった小説。『坊っちゃん』の世界から30年ぐらいが経った時代設定。山嵐も年をとって出てくる。 うらなりが「おれ」=「五分刈り」をどう思っていたかとが見えてくるし、うらなりが『坊っちゃん』の世界から…

夏目漱石『坊っちゃん』

坊っちゃん (岩波文庫)作者: 夏目漱石出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1989/05/01メディア: ペーパーバック購入: 2人 クリック: 70回この商品を含むブログ (60件) を見る 小林信彦「うらなり」を読む前に読み直してみた。文章のノリがいいんでスラスラ読め…

青木淳悟「いい子は家で」(『新潮』2006年2月号)

面白い。 けど、後半以降のバターを食べ始める部分とか父親の部分とか想像が膨らむというか幻想小説っぽいところがあまり好きじゃない。 でも、前半部分の母親のなんともいえないディテールの部分がすごく肯けるような話なので面白い。 これを書く作家もすご…

小島信夫「残光」(『新潮』2006年2月号)

スゴイ。

川端康成『雪国』

雪国 (新潮文庫)作者: 川端康成出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2006/05メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 118回この商品を含むブログ (198件) を見る 東京に雪が降ったからというのもあるんだけど、積読中の文庫から取り出して読んでみた。 小説の書き出し…

大江健三郎『洪水はわが魂に及び』

洪水はわが魂に及び (上) (新潮文庫)作者: 大江健三郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1983/05メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 10回この商品を含むブログ (18件) を見る洪水はわが魂に及び (下) (新潮文庫)作者: 大江健三郎出版社/メーカー: 新潮社発売日…

ジャレド・ダイアモンド『文明崩壊』

文明崩壊 滅亡と存続の命運を分けるもの (上)作者: ジャレド・ダイアモンド,楡井浩一出版社/メーカー: 草思社発売日: 2005/12/21メディア: 単行本購入: 19人 クリック: 319回この商品を含むブログ (198件) を見る文明崩壊 滅亡と存続の命運を分けるもの (下)…

永井均『ウィトゲンシュタイン入門』

ウィトゲンシュタイン入門 (ちくま新書)作者: 永井均出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1995/01/01メディア: 新書購入: 11人 クリック: 70回この商品を含むブログ (115件) を見る 社会の混乱をチェックしつつも、これをパラパラと読み直してみた。 内容はほ…

堂垣園江「壁の住民」(『群像』2006年2月号)

堂垣園江の作品をいままで読んだことがなかったのだけど、気が向いたので読んでみた。 思ったより面白く読めた。 ツアーガイドの羽塞が日本人の田所を連れて、中国の田舎の村へと向かう。そこで羽塞の知り合いと出会ったり奇妙な体験をする、というお話。中…

ジム・ロジャーズ『冒険投資家ジム・ロジャーズ世界大発見』

冒険投資家ジム・ロジャーズ世界大発見 (日経ビジネス人文庫)作者: ジムロジャーズ,Jim Rogers,林康史,望月衛出版社/メーカー: 日本経済新聞社発売日: 2006/01メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 30回この商品を含むブログ (50件) を見る ジム・ロジャーズが…

The Strokes『First Impressions of Earth』

First Impressions of Earthアーティスト: Strokes出版社/メーカー: RCA発売日: 2006/01/03メディア: CD クリック: 4回この商品を含むブログ (13件) を見る 1stも2ndも買おう買おうと思っていたのにいまだに買ってないんですが、3rdがとうとう出ちゃったので…

John Coltrane『Blue Train』

ブルー・トレインアーティスト: ジョン・コルトレーン,リー・モーガン,カーティス・フラー,ケニー・ドリュー,ポール・チェンバース,フィリー・ジョー・ジョーンズ出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン発売日: 2004/06/09メディア: CD クリック: 12回…

平野啓一郎「モノクロウムの街と四人の女」(『群像』2006年2月号)

『新潮』では小島信夫、『文學界』では小林信彦が長編を掲載されている中で、それもどちらも超ベテラン、そのなかで『群像』は平野啓一郎の作品が掲載されている。それも長編ではなくて、短編が。 で、その短編が「モノクロウムの街と四人の女」なんだけど、…

小林秀雄『ドストエフスキイの生活』

ドストエフスキイの生活 (新潮文庫)作者: 小林秀雄出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1964/12/22メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 5回この商品を含むブログ (21件) を見る 小林秀雄によるドストエフスキイ論。 「小林秀雄による」に集約されてるんじゃないか…

小林秀雄『作家の顔』

作家の顔 (新潮文庫)作者: 小林秀雄出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1961/08/22メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 3回この商品を含むブログ (9件) を見る 志賀直哉、菊地寛、中原中也、林房雄、富永太郎、川端康成、ランボオといったひとたちを論じた短編、…

エマニュエル・ダーマン『物理学者、ウォール街を往く。』

物理学者、ウォール街を往く。―クオンツへの転進作者: エマニュエルダーマン,Emanuel Derman,森谷博之,長坂陽子,船見侑生出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2005/12/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 63回この商品を含むブログ (52件) を見る 原…

玄侑宗久『アブラクサスの祭』

アブラクサスの祭 (新潮文庫)作者: 玄侑宗久出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2005/12/22メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 16回この商品を含むブログ (29件) を見る 精神の病、宗教、ロック。 社会との葛藤、自己との葛藤はロックにもあるし、それは宗教に…

小林秀雄『Xへの手紙・私小説論』

Xへの手紙・私小説論 (新潮文庫)作者: 小林秀雄出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1962/04/12メディア: 文庫 クリック: 14回この商品を含むブログ (40件) を見る パラパラと目を通す。 初期の創作はつらい。 「Xへの手紙」、「様々な意匠」、「私小説論」、「…

大竹文雄『経済学的思考のセンス』

経済学的思考のセンス―お金がない人を助けるには (中公新書)作者: 大竹文雄出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2005/12/01メディア: 新書購入: 14人 クリック: 139回この商品を含むブログ (110件) を見る いろいろなトピックに対して経済学がどういう切り…

Anthony Hamilton『Ain't Nobody Worryin'』

Ain't Nobody Worryinアーティスト: Anthony Hamilton出版社/メーカー: So So Def発売日: 2005/12/13メディア: CD クリック: 3回この商品を含むブログ (13件) を見る 渋い。そして、格好いい。サイコー。

小島寛之『使える!確率的思考』

使える!確率的思考 (ちくま新書)作者: 小島寛之出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2005/11/01メディア: 新書購入: 36人 クリック: 112回この商品を含むブログ (86件) を見る 終章「不確実性下における選択の正しさとは何か」の文章に遭遇したことができたん…

橋本治『乱世を生きる』

乱世を生きる ―市場原理は嘘かもしれない (集英社新書)作者: 橋本治出版社/メーカー: 集英社発売日: 2005/11/17メディア: 新書 クリック: 14回この商品を含むブログ (74件) を見る 『わからないという方法』、『上司は思いつきでものを言う』につづく作品だ…