ジャレド・ダイアモンド『文明崩壊』

文明崩壊 滅亡と存続の命運を分けるもの (上)

文明崩壊 滅亡と存続の命運を分けるもの (上)

文明崩壊 滅亡と存続の命運を分けるもの (下)

文明崩壊 滅亡と存続の命運を分けるもの (下)

 まんまと商売にはまって、年末に買い込んだ『文明崩壊』。なのに、年末には読むことができず、それから年始にも読む気にならず、やっとこさ読み終えたら、月末が近い。
 で、中身なんだけど、イースター島だとかマヤ文明だとかの文明崩壊の過程をさまざまな資料によって描いていて、その中から現代へある種の教訓を学べるかっていう、ある意味お決まりの展開。
 歴史が好きな人はいろんな事例が興味深いんだろうし、環境問題に興味がある人はいろいろと学べるんだろうし、それこそいまの現代文明に危機感をもっているひとはひょっとしたらすごく共感するんだろうなぁと思う。
 だけど、僕はそんなに面白くも興味深くも読めず、ほとんど流し読み。過去から学ぶことっていうのは大事だと思うんだけど、現代への応用としてどう生かすかにおいてこの本で提示されているものはちょっと当たり前すぎというか、上下巻で書くことじゃないだろうと。
 なんていうかそれならロハスとかを盛り上げるのに近い勢いだろと。
 まぁ、それでも、イースター島のこととかは面白く読めたんで許そう。