2005-10-01から1ヶ月間の記事一覧

Fishmans『Chappie,Don't Cry』

Chappie,Don’t Cryアーティスト: フィッシュマンズ出版社/メーカー: ポニーキャニオン発売日: 1998/02/18メディア: CD購入: 1人 クリック: 10回この商品を含むブログ (39件) を見る フィッシュマンズのファースト・アルバム。フィッシュマンズが5人の時代。 …

山本一郎『「俺様国家」中国の大経済』

”俺様国家”中国の大経済作者: 切込隊長・山本一郎出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2005/10/20メディア: 新書 クリック: 125回この商品を含むブログ (57件) を見る 山本一郎=切込隊長なわけで、本書の文章は切込隊長節が炸裂している。だけど、内容は結構…

Pat Metheny『Bright Size Life』

ブライト・サイズ・ライフアーティスト: パット・メセニー,ジャコ・パストリアス,ボブ・モーゼス出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック発売日: 2004/06/30メディア: CD クリック: 4回この商品を含むブログ (20件) を見る パット・メセニー…

草森紳一『随筆 本が崩れる』

随筆 本が崩れる (文春新書)作者: 草森紳一出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2005/10/20メディア: 新書購入: 3人 クリック: 18回この商品を含むブログ (60件) を見る 3つの随筆のうち、「本が崩れる」は本好きにとってはたまらない文章。面白すぎ。そして、…

夏目漱石『吾輩は猫である』

吾輩は猫である (岩波文庫)作者: 夏目漱石出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1990/04/16メディア: 文庫購入: 8人 クリック: 133回この商品を含むブログ (79件) を見る なんとなく読んだ。ふつうに面白いなぁと。ただ長いよなぁとも思う。前半の猫が移動しな…

Paul Motian『I have the room above her』

I Have the Room Above Herアーティスト: Paul Motian出版社/メーカー: Ecm Records発売日: 2005/02/08メディア: CDこの商品を含むブログ (4件) を見る Joe Lovano(ts)、Bill Frisell(g)、Paul Motian(ds)のトリオによる演奏。12曲中10曲がPaul Motianの作曲…

中村航『リレキショ』

リレキショ (河出文庫)作者: 中村航出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2005/10/05メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 27回この商品を含むブログ (76件) を見る 買う予定はなかったんだけど、本屋にふらっと入ってちらっと見たらなんとなくカバーデザイン…

北村薫『朝霧』

朝霧 (創元推理文庫)作者: 北村薫出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2004/04/09メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 28回この商品を含むブログ (97件) を見る 「私」は女子大生から社会人へ。けれども、社会人になっても周りには謎がある。ミステリーも面白…

「特集 大江健三郎『文学の言葉』を伝えるために」(『群像』11月号)

対談がふたつ。大江健三郎と清水徹による対談「詩と小説の間」、大江健三郎と町田康による対談「二つのカタストロフィと二つの『おかしな二人組』」。どちらの対談も大江健三郎の『さようなら、私の本よ!』の小説技法を中心に語られている。けれども、町田…

佐藤弘「拍手と手拍子」(『新潮』11月号)

とりあえずの感想。 男女関係、セックス、あるいは「僕」の周りの風景、音、それへの感覚などを「僕」の視点・思考から書かれている小説。大学生の「僕」と友人、恋人などとの関係のなかで、そのような思考を連ねている。「僕」がやたらとモテるのは村上春樹…

「大江健三郎、語る」(『新潮』11月号)

『さようなら、私の本よ!』を書き終え、『取替え子』『憂い顔の童子』『さようなら、私の本よ!』の三部作を終えた心境を大江健三郎が語っている。 いままでの諸作品からの流れ、創作の発想、書き方、今後のことなど。私小説的といわれることに対して、太宰…

The Five Corners Quintet『Chasin'the jazz gone by』

チェイシン・ザ・ジャズ・ゴーン・バイアーティスト: ファイブ・コーナーズ・クインテット出版社/メーカー: 日本コロムビア発売日: 2005/08/24メディア: CD購入: 1人 クリック: 14回この商品を含むブログ (30件) を見る いまさらながら入手して、聴きました。…

筒井康隆『大いなる助走』

新装版 大いなる助走 (文春文庫)作者: 筒井康隆出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2005/10/07メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 21回この商品を含むブログ (42件) を見る 筒井康隆の小説をあまり読んだことがないので、筒井康隆という小説家の歴史のなかで…

Alice Russell

Alice Russellの2ndアルバムの曲をジャイルス・ピーターソンがときどき流していたんだけど、この前、J-WAVEの深夜にマイケル・ルッテンがCOMPOST RADIO SHOWで流してた。 試聴した感じは、ソウルっぽいのはJohn Legendっぽいなぁと思ったけど、その他の曲は…

北村薫『秋の花』+『六の宮の姫君』

秋の花 (創元推理文庫)作者: 北村薫出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 1997/02/16メディア: 文庫 クリック: 176回この商品を含むブログ (108件) を見る六の宮の姫君 (創元推理文庫)作者: 北村薫出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 1999/06/20メディア: 文…

大江健三郎賞

→http://www.asahi.com/culture/update/1005/001.html 大江健三郎が1人で選考委員をするとか。大江ファンとしては彼が書く小説が読みたいんだけど…って感じ。とはいえ、『さようなら、私の本よ!』が出たばかりなので、そんなこともいえない感じでもある。ま…

北村薫『夜の蝉』

夜の蝉 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)作者: 北村薫出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 1996/02/17メディア: 文庫 クリック: 31回この商品を含むブログ (140件) を見る 表題作「夜の蝉」における、姉と妹の関係を物語るストーリーにはただただ感動し…

北村薫『空飛ぶ馬』

空飛ぶ馬 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)作者: 北村薫出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 1994/03/27メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 154回この商品を含むブログ (271件) を見る 著者の本への愛情がすごく感じられて、本読みにはたまらないなぁと。