マーク・トウェイン『人間とは何か』

人間とは何か (岩波文庫)

人間とは何か (岩波文庫)

 面白かった。
 表紙には『「人間が全く環境に支配されながら自己中心の欲望で動く機械にすぎない」ことを論証する。』とあって、実際読んでみるとそんなようなことも書いてある。
 人間というのは、生来の気質と環境によって左右され、最終的には自己の満足のために行動をすると存在。まぁ、そんなことを対話体で書かれている。
 否定したくなるような気もするし肯定したくなるような気もするし、自分のなかでの判断は保留なのだけれども、一読する価値はあった。
 まぁ、へんな話、経済モデルにおける消費者のような感じに効用最大化を目的とし、それに制約条件が与えられて、といったのをより拡張したというものではあるなぁと。