2005-08-01から1ヶ月間の記事一覧

メモ

選挙が公示された。争点は郵政なのか、年金なのか。とにかくしっかりと政治を見て生きたいと思う。 だけど、その前に試験勉強。学生の義務ってやつですね。面倒ですが、これを通過すれば単位はそろうんで、もうひとがんばり。 試験勉強ついでにあれこれと周…

年金改革

メモ →世界経済の潮流 2002年秋 一元化することですべての問題がクリアになるとかいう風に感じられるけど、実は違うんじゃないか。完璧な制度なんてあるわけがない。実際、スウェーデン方式にだって問題はあって、自動財政均衡方式は給付額を自動的に減らす…

The Postal Service『Give Up』

Give Upアーティスト: Postal Service出版社/メーカー: Sub Pop発売日: 2003/02/18メディア: CD購入: 4人 クリック: 72回この商品を含むブログ (76件) を見る 解散、総選挙で郵政民営化の話が話題になっていることにあやかって(?)、The Postal Serviceの…

ラジオ

茂木欣一のラジオ番組を聴く。 ライジングサンでのフィッシュマンズのライブ音源。UAがヴォーカルの「頼りない天使」。すごすぎ。 →http://rsr2.wess.co.jp/05/report/report.php?id=218&page=0&sword=&swhen=&swhere=&swho=87&sgenre=&swrittenby=

村上春樹『スプートニクの恋人』

スプートニクの恋人 (講談社文庫)作者: 村上春樹出版社/メーカー: 講談社発売日: 2001/04/13メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 67回この商品を含むブログ (369件) を見る 「ぼく」がすみれとの関係を物語る。こちら側とあちら側という村上春樹作品ではお馴…

A Perfect Circle『eMOTIVe』

EMOTIVEアーティスト: A PERFECT CIRCLE出版社/メーカー: VIRGI発売日: 2004/10/29メディア: CD購入: 1人 クリック: 18回この商品を含むブログ (35件) を見る Maynard James Keenanによると「戦争、平和、愛、貪欲についての歌の集まり」だそう。実際、曲目…

青山真治「サッド・ヴァケイション」(『新潮』9月号)

映画作家でもある青山真治氏の「サッド・ヴァケイション」(400枚)は、「Helpless」「ユリイカ」に続く、〈北九州サーガ〉第三部だ。氏において小説と映画の関係はそれ自体が創造的だ。映画において徹底的になされた思考が小説に反映され、またそれが映画に…

古井由吉『仮往生伝試文』

仮往生伝試文(新装版)作者: 古井由吉出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2004/12/11メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 25回この商品を含むブログ (33件) を見る 昨年の年末に復刊されたとき、急いで買っておいて、いままで読まずにおかれていた『仮往…

中村文則「ロングインタビュー・小説家としての決意」(『文學界』9月号)

芥川賞受賞ということでインタビュー。受賞作「土の中の子供」を読んだことはないんですが、「悪意の手記」は確か読んだことがあります。そのときの印象は、書きたいことがうまくストーリーとなじんでいないなぁと。ゴツゴツした感じがありました。受賞作は…

「特集 落語探究」(『文學界』9月号)

え〜、正直、落語はまったくしらないです。ドラマ「タイガー&ドラゴン」を見てたぐらいです。でも、一応、興味はあって、それはドラマの影響も少しはあるんですが、それ以外にもたとえば町田康の作品を読むとき落語の影響があるなぁと感じるわけで、そして…

絲山秋子「沖で待つ」(『文學界』9月号)

太っちゃんとの思い出が語られるわけだけど、地の語り口(です、ます調)が効果的だったり、しゃっくりの感じが文としてきちんと出ていて、それだけでもいい。でも、やっぱり太っちゃんとの最後の会話(幽霊?との会話)を読むと、じわじわと感動が沸いてく…

松浦寿輝+絲山秋子「『文』の生命線」(『新潮』9月号)

実力派だと私が思っている二人の作家の対談。文と身体感覚に関するところは面白かった。嗅覚へのこだわり、言葉の物質的な存在感について、日本語の書字体系について。

島本理生+乙一+佐藤友哉「僕たちのスーパー小説」(『群像』9月号)

83(島本)、80(佐藤)、78(乙一)年生まれという、若い世代の作家による座談会。 小説をめぐるお話というところか。若い作家たちの生態を垣間見ることができるだけで、それ以上のものはないかも。まぁ、どういう姿勢で書いているかなどの個性みたいなのは…

The Ordinary Boys『Brassbound』

ブラスバウンド(初回限定スペシャル・プライス)アーティスト: ジ・オーディナリー・ボーイズ出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン発売日: 2005/06/22メディア: CD クリック: 5回この商品を含むブログ (32件) を見る 2nd。1stで、The Whoのピート…

村上春樹『ねじまき鳥クロニクル』

ねじまき鳥クロニクル〈第3部〉鳥刺し男編 (新潮文庫)作者: 村上春樹出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1997/09/30メディア: 文庫購入: 9人 クリック: 36回この商品を含むブログ (338件) を見る 読了。あまり感想はないかも。長かった、ぐらいか。『アフターダ…

郵政法案、参院で否決

残念。私は郵政法案、賛成でした。途中で、小泉が政局にもちこんだ時点で、今回の件は流れが決まったと思います。選挙はどうなるかわかりませんが、郵政民営化が先送りにされないことを期待したい。

曽我部恵一『ラブレター』

ラブレターアーティスト: 曽我部恵一出版社/メーカー: ROSE RECORDS発売日: 2005/07/25メディア: CD クリック: 9回この商品を含むブログ (126件) を見る 曽我部は1曲1曲がラブレターで、それぞれにストーリーがあるとどこかで言っていたけど、確かにそのよ…

村上春樹『ねじまき鳥クロニクル』

ねじまき鳥クロニクル〈第2部〉予言する鳥編 (新潮文庫)作者: 村上春樹出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1997/09/30メディア: 文庫購入: 7人 クリック: 40回この商品を含むブログ (330件) を見る 笠原メイが良いキャラだ。こういう女の子が村上春樹の小説では…

村上春樹『ねじまき鳥クロニクル』

ねじまき鳥クロニクル〈第1部〉泥棒かささぎ編 (新潮文庫)作者: 村上春樹出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1997/09/30メディア: 文庫購入: 11人 クリック: 149回この商品を含むブログ (509件) を見る 『ねじまき鳥クロニクル』を読み始める。 なんだかんだ言…

イアン・マキューアン『アムステルダム』

アムステルダム (新潮文庫)作者: イアン・マキューアン,小山太一出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2005/07/28メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 50回この商品を含むブログ (59件) を見る クレストブックからの文庫化。ブッカー賞受賞作。 音楽家クライヴと編…

小島信夫『うるわしき日々』

うるわしき日々 (講談社文芸文庫)作者: 小島信夫出版社/メーカー: 講談社発売日: 2001/02/09メディア: 文庫 クリック: 13回この商品を含むブログ (29件) を見る 『抱擁家族』の30年後とかいわれる『うるわしき日々』だけれども、それだけでは済まない小説だ…

The Coral『The Invisible Invasion』

The Invisible Invasionアーティスト: Coral出版社/メーカー: Deltasonic発売日: 2005/05/23メディア: CD購入: 1人 クリック: 3回この商品を含むブログ (17件) を見る 5月末にリリースされた、コーラルの新作。『Nightfreak & The Sons Of Becker』(asin:B0…

小島信夫『抱擁家族』(講談社文芸文庫ISBN:4061960083)

これも江藤淳の『成熟と喪失』(ISBN:4061962434)や加藤典洋の『アメリカの影』(ISBN:4061591827)で触れられているのを見たことがあるくらいで、きちんと読むのは初めて。 読んでみると、確かにこの小説の前半は評論で扱われているような「母の崩壊」であ…