The Five Corners Quintet『Chasin'the jazz gone by』

チェイシン・ザ・ジャズ・ゴーン・バイ

チェイシン・ザ・ジャズ・ゴーン・バイ

 いまさらながら入手して、聴きました。
 ジャケットから感じられるスタイリッシュさが音にもあるし、1950〜60年代のモダンジャズを意識しているというのも頷ける。だけど、これはクラブミュージックだよなぁとも思う。マイルス・デイビスのような音だと煙と酒というような、場末で聴くようなクールさがより前面に出ているんだけど、このFCQの音はそういうクールさも持ち合わせているとは思うけどみんなで腰をくねくねさせるような感じもあるなぁと。それが今という時代にこのようなコンセプトでやるということなのかもしれないけど。
 とはいえ、良質な音楽には違いない。