ミクロ、動学マクロ

 id:svnseedsさんがミクロ経済のテキストに関して書いていたので、なんとなく思い出してみると、僕は武隈のミクロ経済学(ISBN:4883840042)から入ったので、ミクロ経済学はこんなもんだと。その後、ミクロだと、西村和雄のミクロ経済学入門(ISBN:4000021931)やミクロ経済学(ISBN:4492311815)。これらでだいたい予算制約下での最大化問題には慣れるし、あとはゲーム論的アプローチで梶井+松井のミクロ(ISBN:4535552029)ぐらいなもんで。僕のなかではミクロ経済は部分均衡分析と一般均衡分析の話さえわかりゃいいという感じで、それさえわかっていればあとは経済学的思考であれば『ランチタイムの経済学』(ISBN:453219248X)や『誰にも知られずに大経済オンチが治る』(ISBN:4480059504)で十分じゃないかと。大雑把ですが。(独占とかの議論をするなら、ミクロ経済学より産業組織論になるんでしょうし、ゲーム理論や契約理論はべつにあるでしょうけど。)
 で、動学マクロは確かにミクロ的基礎とか言われるけど、要は動学的最大化問題なわけで、それさえ数学的にクリアしていれば、あとはふつうに動学マクロのテキストを読んでいっていいんじゃないかと。ふつうにミクロ経済学を学んでも、その話は出てこないんで。で、やっぱり入門はローマーや齋藤誠なんでしょうね。で、そのあと、ブランシャール+フィッシャーとかサージェント+リュングクヴィスト(?)なんだろうと。そしてそして、それ以降は各論で成長論や金融論になるってことで。(金融政策の話なんて実はマニアックな部分になんだろうなぁ。ウォルシュとかバーナンキのテキストは難しいという話だし…)