2005-11-29から1日間の記事一覧

小野正嗣「ムク」(『新潮』12月号)

場所の記憶、歴史、個人の記憶といったことが重層的に描写される。文章が小野正嗣独特の表現方法なのでとっつきにくい部分もあるけれども、それでも面白いところがある。最後まで読むとなんかすっきりというか、ひとつの形としてまとまったという感じはある…

岡田利規「三月の5日間」(『新潮』12月号)

思ったより面白かった。 最初の部分、若者たちが酔っ払って大声を出しながら電車、駅、そして六本木からライブハウスへと向かう描写がよかった。ああこういう感じってあるよなぁと思った。 映画館での描写がいまいちよく分からなかった。なぜライブハウスへ…