鈴木清剛『ロックンロールミシン』

ロックンロールミシン (新潮文庫)

ロックンロールミシン (新潮文庫)

 鈴木清剛の作品のなかではこの作品が好きかもしれない。
 といっても、これも青春を描いているわけで、設定はふつうではないけれども、青春としてはふつうのものを目指していると思う。
 ふつうのものというと失礼なのかもしれないけど、要は近年の青春というものを掬い上げようとしているという意味。