W・チャン・キム+レネ・モボルニュ『ブルー・オーシャン戦略』

・既存市場(レッド・オーシャン)における競争戦略(差別化、価格競争など)ではなく、いかに新たな市場・新たな需要(ブルー・オーシャン)を創造するか。
・コストを押し下げながら、なおかつ買い手にとっての価値を増大させる(バリュー・イノベーション)ことを実現
・顧客視点の徹底、顧客価値の実現

 いかに競争から抜け出すかが最大の焦点、そういう意味では、レッド・オーシャンでもブルー・オーシャンでも同じことを目指しているとも言えるんじゃないか。要は、レッド・オーシャンにおいては競争の結果、利益率の低下を招き、ブルー・オーシャンの創出が不可欠ということ。これはシュンペーターの議論とほとんど同じ。けれども、生産性ではなくあくまでも需要の創出、顧客主義、消費者主義。