2005-06-29から1日間の記事一覧

青木淳悟『四十日と四十夜のメルヘン』(新潮社ISBN:4104741019)

一部で話題になった(?)青木淳悟の作品を読んでみた。新潮新人賞受賞作「四十日と四十夜のメルヘン」と「クレーターのほとりで」。 へんな小説だと思う。もちろん褒め言葉だけど。賞賛するのが上手な高橋源一郎の書評http://book.asahi.com/review/TKY200504…

松本清張「陸軍士官学校事件」(『昭和史発掘4』文春文庫ISBN:4167697033)

徐々に二・二六事件へと話が向かっている。『昭和史発掘4』には他に「小林多喜二の死」、「京都大学の墓碑銘」、「天皇機関説」が収録されている。それらは小林多喜二のこと、滝川事件のこと、天皇機関説のことを中心にしつつ、その当時の日本の状況がどん…

The Ordinary Boys 『Over the Counter Culture』(asin:B0002H2LYO)

昨年のUKロックの新人の中ではお気に入りのThe Ordinary Boys。新作『Brassbound』(asin:B0009UBSLQ)が出たんで、聴きなおしてみた。なんていうか健全だなぁと。へんにメランコリックでもないし、へんに反発・反抗を示そうとしているわけでもないし、バンド…