2005-01-26から1日間の記事一覧

佐藤友哉『水没ピアノ』

パラパラと見る。3つの物語が収束していくわけだけど、うまくまとめすぎたという感じがあるのかもなぁ。でも、まとまっているから良いとも言える。しかし、中村一義ネタばかりだ。いま思うと、浦賀和宏の影響が強いのかも。水没ピアノ 鏡創士がひきもどす犯…

佐藤友哉『エナメルを塗った魂の比重』

再読。文章は稚拙といえば稚拙だし、ミステリとしてみたらグダグダだろうし、サブカルの引用は逆だろうけどいただけないし、うーんどこを評価すれば良いんだろうか。カニバリズムのえげつない描写が良いのかもなぁ。それでも、読ませる力は持っているんだよ…

佐藤亜紀『天使』

頭の中を読むなどといった「感覚」をもつ人間、第一次世界大戦前の世界、歴史などといったことを総合させて淡々と書き上げちゃうのがスゴイ。読んでいて面白いし。