年金制度はやっぱり難しい。財政のテキストなんかを見ると年金制度は良いものだとか簡単に思ってしまうけど、それは経済理論的な面からするとそうなわけで、より実体面に、つまりは細かな制度面からするとわけわからん制度ってこと。

今回騒いでいる改正案は、先送りであるし、保険料引き上げであるし、将来的には国庫負担増のための増税が待っているし、良いことは何もなさそう。良いことは、給付をおさえたことぐらいか。

経済学徒からすると賦課方式から積み立て方式を望むわけだけど、これは結局のところこの国の社会保障政策のあり方を問うことになるんだろうな。アメリカ型なのか北欧型なのかなどなどのヴィジョンはどうなっているんだろう。